テニスラケットの科学(145)  テニス・スイングにおけるパラメトリック加速(14):ボレー(フェデラーとナダル)

インパクトまでの肩を支点とした上腕の動きに着目!

インパクト直前に、身体の幾何学的な構造により(脇を開けた状態から、肘関節と手首関節の角度を保って、肩を支点として【フォアの場合】上腕を外旋しながらインパクトまでスイングしているので)、自然にグリップ部分が遠心力に逆らって引き付けられているように見えます!

(パラメトリック励振理論によると、)ラケット・ヘッドの遠心力に逆らってグリップが引き付けられると、エネルギが注入され、これがラケット・ヘッドを加速させることになります。