テニスラケットの科学(72)  腕系の障害、ラケットのリコール問題、米国消費者製品安全委員会(1)

健康と安全基準について、米国消費者製品安全委員会(The U.S. Consumer Product Safety Commissionsでは、産業界あるいは政府からの調査報告はこれまでなかったとして、テニスラケットに関する研究論文なども参照して、テニス肘などの障害に関して、たとえば、ストリング面のサイズが大きい軽量ラケットの振動が従来のラケットに比べてはるかに大きいことを指摘して、たとえば,ラケットの振動が 0.2 秒以上残留しないように、ラケットの安全特性基準をメーカーに要望しています。
基準を満たさない場合はリコールの対象になるようです。

1-画像:“Federal Consumer Safety Product Commission Brief on Tennis Arm Injuries Epidemic”, U.S. Consumer Product Safety Commission , (2010), pp. 1- 12.(表紙)