テニスラケットの科学(594)
:スピン量と打球速度はインパクト(1000分の3~5秒)で決まる⑫
:世界のトップ10・プレーヤの打球速度とスピン(3)
:スピン量も打球速度も最下位でも、メドベージェフ選手はなぜ勝てるのか?
:メドベージェフ選手のフォアハンドの謎を探る!(その1)

● 前稿*において、ランキング3位のメドベージェフ選手が、全仏オープンのトップ10のプレーヤ10人の中で、スピード(打球速度:初速)もスピン量も最下位であるというデータを紹介させていただきました。
・ ベースラインから後ろに大きく下がってラリーをするメドベージェフ選手の場合は、バックスイングを大きくして、ラケット面をやや開き気味のフラット(ドライブ)打撃に近いインパクトは、飛距離が長くても打球速度が低減しにくいので、有効なスタイルかもしれないと見ていましたが、そんなに単純ではなく、テニス・バイオメカニクスの専門家にとっても、メドベージェフ選手のフォアハンドは謎のようです!
・ ここでは、とりあえず、サイドからの映像のコマ写真でインパクトの大まかな特長(イメージ?)をみてみました。
・ 図5では、フェデラー選手の例と簡単に比較してみました。
 詳細は、追って、探求してみたいと思っています!
● 
 図1:メドベージェフ選手のフォアハンドの謎を探る!(その1)

図ー1

 図2:飛来するボール速度

図―2

 図3:ラケット・ヘッド速度

図―3

 図4:打球速度

図―4


 図5:フェデラー選手のフォアハンド(インパクト)の例

図―5



・テニスラケットの科学(592)
:スピン量と打球速度はインパクト(1000分の3~5秒)で決まる➉
:世界のトップ10・プレーヤの打球速度とスピン(1)
(データ from ATP Average Shot Speed at Roland-Garros 2023)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-592/

(参考文献)

(参考資料)
・テニスラケットの科学(593)
:スピン量と打球速度はインパクト(1000分の3~5秒)で決まる⑪
:世界のトップ10・プレーヤの打球速度とスピン(2)
:Mysteries of Medvedev’s Forehand
:スピン量も打球速度も最下位でも、メドベージェフ選手はなぜ勝てるのか?
・テニスラケットの科学(548)  :テニスラケットの科学(545)の補足3 :インパクトにおけるスピン量と打球速度(ボールの飛び)の割合 :フェデラー選手のインパクト例① | 川副研究室-KAWAZOE-LAB
https://kawazoe-lab.com/…/science-of-tennis-racket-545-2/