テニスラケットの科学(674)
:フォアハンド・ストロークにおける身体とラケットの操縦法を見る
:構えからインパクト(ラケットヘッドとボールの衝突)まで!
:フェデラー選手の例
(フラット気味のトップスピン! いわゆる「厚い当たり」のように見えます!)

 画像を矢印にしたがってクリックしていただくと、構えからインパクトまでの
 身体とラケットの刻々の挙動 (前腕の回内・回外、肩・上腕の回旋、ラケット・ヘッドのバックスイングの形成のメカニズムなど)が 直感的にわかりやすいかと思います。
 インパクトまでに着目して、スローモーション映像を(できれば、マメに停止しながら注意深く)見ると、理解が深まるかと思います。
・フラット気味のトップスピン! いわゆる「厚い当たり」のように見えます!

●(追記)
・画像 f090:ボールがかなり接近していますが、ラケット面はまだ伏せたままです。

f-090


・画像 f100:
 ボールが左足の近くまで接近して、フォワードスイングに入ろうとしていますが、
 ラケット面はまだほとんど伏せられた状態です。

f-100


・画像 F110: ボールが身体の近くまで接近しているので、肩・上腕を外旋しながらフォワードスイングに入り始めていますが、肩・上腕の外旋により、 ヘッドが後ろに深くなっています。

f-110


・画像 f115:  ボールが身体の前近くまで接近した状態で、 肩・上腕の外旋により、ラケット面が急速に開きつつあります

f-115


・画像 f120: インパクト直前に急速に面が開いています。

f-120


・画像 f125:(インパクト) ラケット面が垂直に近いくらい開きながらインパクトしています。
 フォワードスイングの前半で、肩・上腕を大きく外旋することにより、ラケットヘッドの位置が下がり、 インパクトではラケットヘッドの軌道が下から上へ向かうことにより、 フラットに近いくらいラケット面が開いていますが、 スピンもほどほどにかかる、いわゆる「厚い当たり」というスイングのように見えます。

f-125


・画像 134: インパクトではラケット面がフラットに近いくらい開いていましたが、 ラケット・ヘッドの軌道をみると、 インパクトではラケット・ヘッドの軌道が下から上へ向かうことにより、 スピンもほどほどにかかる、 いわゆる「厚い当たり」というスイングのように見えます。

● 動画は、下記を抜粋・引用・再編集したものです。川副研究室  
https://www.facebook.com/swedish.tennisacademy/videos/432470087562585

(参考記事)
テニスラケットの科学(673)
:フォアハンド・ストロークにおける身体とラケットの操縦法を見る
:構えからインパクト(ラケットヘッドとボールの衝突)まで!
:フェデラー選手の例
(スピン量が多めのショットのように見えます!)