テニスラケットの科学(170) フォアハンド・ストロークにおける身体とラケットの操縦法を見る (33):フェデラーのフォアハンド⑦ 側面からのインパクト映像分析(その3):「肩・上腕の外旋によるテイクバックの確保とフォワードスイングへの切り替え」に着目して「構え➡テイクバック➡フォワードスイング➡インパクト」までをスロー映像で見る
半身の構えの状態から、重力を利用して腕とラケットを下に落とし(腕は自然に内側に回転する)、肩・上腕を外旋(外側に回転)すると、ネット側に向いていたラケット先端が、手首の角度を変えないでも、自然にフェンス側に180度近く向きを変え、さらにラケット先端が低い位置に下がります。(フェデラーのフォアハンドの極意!)
この打法は、ラケット重量300~350gを手で前から後ろへ移動させないで、重力を利用して腕とラケットを下にスッと落としてから、肩・上腕を外側に回転させるだけで、高い位置でネット側に向いていたラケット先端を、自然にフェンス側の低い位置に180度向きを変えて深いテイクバックを確保できるので、身体の負荷が少ない打法ですね!
(「肩・上腕の外旋によるテイクバックの確保とフォワードスイングへの切り替え」の部分を注視するために、その部分を5回繰返再生するように編集しています。)
映像:High speed archive, Tennisplayer by John Yandell – edited by kawazoe
(John Yandell氏提供のビデオ映像から一部に着目して抜粋・編集:川副)
20190617-Federer’sBackswing&Foward(B)5 To Impact With Ext Rotation-24s-EditedByKawazoe-OriginalV-RFFH-Side1_500fps ByYandell.avi
テニスラケットの科学(170)の補足1(2021/6/18)➡
テニスラケットの科学(170)の補足2(2021/6/18)➡