テニスラケットの科学(312) :プロのストリンガーも知らないストリング:「スナップバック」の源流と用語の起源(16) :New String Theory(新しいストリング理論)15

● ストリング研究開発の新しい展開(その11)
国際テニス連盟(ITF)におけるストリング性能の研究
(川副訳)
(図1)
・ テニスラケットによって生じるボールの回転量を測定する。
・テニスボールはクランプしたテニスラケットに25 m/s (90 km/h) で投射します。
・ボールは垂直に対して40度と60度の両方で投射され、トップスピンのグラウンドストロークをシミュレートします。
・現在市販されているすべてのストリングによって生成されるスピン量をベンチマークします。
・ストリングの張力、ゲージ、タイプがボールのスピン発生に与える影響を特定する。
・ ヘッドサイズやストリングパターンなど、スピン生成に影響を与えるその他の要因。
・ストリング面剛性とスピン生成の関係を調べる。
(図2)
・「ラケットの打撃面は編まれるものとする。」 (規則4 a)
・ ストリングの間の動きを制限し、それによってボールに与えられるスピン量を制限。
・ これは、従来のラケットに比べてほぼ2倍の回転を生み出すことができる、特許取得済みのストリングシステムに対応するものだ。
・スパゲッティのストリングスは、メインとクロスのストリングスが編まれていないので、ベアリングとして動くことができ、違法です。
・動きの自由度により、ストリングは打撃面の平面内でたわんでボールを回転させることができます。
・ プレーヤーは最小限の努力で極端なスピンを生み出すことができる。