テニスラケットの科学(695)
:北口選手の「ヤリ投げ」に見る飛距離アップのメカニズム②
:ヤリをいったん下におろす物理的(解剖学的)な意味
:フェデラー選手のサーブと対比してみる!(ラケットをいったん下におろす意味)
:ラケットヘッド面と肩・上腕(肩甲骨)の向きに着目!
:肩・上腕の回旋(内旋➡ 外旋➡ 内旋)を最大限に利用したバックスイングとフォワードスイング
北口選手の「ヤリ投げ」に見る飛距離アップのメカニズムを前稿・映像*のコマ写真から見てみます.
画像1:北口選手の「ヤリ投げ」に見る飛距離アップのメカニズム
:フェデラー選手の身体操法との類似性
・ ヤリをいったん下に降ろすことにより,肩・上腕(肩甲骨)がいったん内旋(内側に回転:内巻)気味になります.
ラケットヘッド面と肩・上腕(肩甲骨)の向きに着目してください!
画像2:
次にヤリを持ち上げると,
肩・上腕(肩甲骨)が逆方向に戻る感じで外旋(外側に回転)しやすくなり(上腕の裏側が上・外側を向きやすくなり)ます.
(切り返し)
次に,肩・上腕(肩甲骨)をメインに使ってヤリを放り投げると,
肩・上腕が外旋から内旋へ回転し,
ヤリが回転しながら飛距離も伸びることになるのではないでしょうか!
:肩・上腕の回旋(内旋➡ 外旋➡ 内旋)を最大限に利用したバックスイングとフォワードスイングです!
(フェデラー選手のサーブからの類推です)
映像1:ヤリをいったん下に降ろす北口選手の「ヤリ投げ」を見る!
映像2:肩の強い北口選手の高校時代の映像
連続コマ写真:(画像3~)
:前稿・映像2(北口選手の「ヤリ投げ」)*から連続コマ写真:(画像3~)
・ パラパラ漫画のようにクリックしていただけると,
ヤリをいったん下げることによって肩・上腕の内旋・外旋・内旋の切り返しを拡張し,その結果,肩を大きく使って投げる様子がわかりやすいかと思います.
(参考記事)
*テニスラケットの科学(694)
:やる気は走った後にやってくる
:北口選手の「ヤリ投げ」に見る飛距離アップのメカニズム①
:フェデラー選手のバックスイング(ラケットヘッド)の深さとの類似性
:肩・上腕の回旋を最大限に利用したバックスイング(ヤリ端)の深さ
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-694/
・フェデラー選手のフォアハンドとサーブの映像も見ることができます.