テニスラケットの科学(752)
:テニスラケットの科学(349)の補足4
:「重いボール」、「厚くあたる感覚」、「エッグボールでも重いボール」のメカニズム(4)
:奈良くるみ選手のエッグボール(その1)
ポイント:
① スイングスピード(インパクトにおけるラケット・ヘッド速度)が速い理由は、
バックスイング(テイクバック、ラケット・ヘッドの位置)が深いこと!
② 縦振りできる位置(ラケット・ヘッドが立った状態から水平に移行して加速しながら振り上がる位置
(ストリングの縦糸でスピンがかかりやすい位置)でインパクト!
➂ インパクト直前のラケットヘッドの高低差
画像1:奈良くるみ選手のエッグ・ボール(1)
: 構え(前腕・回内)の位置からラケット面を伏せながら落とす
➡ 肩・上腕を外旋しながらインパクトまでフォワード・スイング
・ テイクバック・トップとインパクトの位置に着目!
・ フレーム18から19までのヘッド速度が非常に速く、インパクトまでの瞬時の高低差が非常に大きいので、大きなスピン量(回転速度が速い)を生むことが予測されます.
・ フレーム18から19において、肩が良く回転し、肩の位置も前方へ良く動いていますね.
・ インパクトの直前でラケットヘッドが急速に振り上がっていますね!
:奈良くるみ選手は「縦振り」と表現しています.
画像2:(パラパラ・コマ写真6枚、画像が不鮮明ですが!)
構え(前腕・回内)の位置からラケット面を落とす ➡ 肩・上腕を外旋しながらインパクトまでフォワード・スイング
テイクバック・トップとインパクトの位置に着目!
* 下記の抜粋映像から画像作成(川副研究室)
・【テニス エッグボール】エッグボール!3つのポイントで打てる!奈良くるみプロが伝授!
https://www.youtube.com/watch?v=lJL5SRLeLm0…
(参考記事)
・テニスラケットの科学(349)
:「重いボール」、「厚くあたる感覚」、「エッグボールでも重いボール」などについて(3)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-349/
・テニスラケットの科学(750)
:テニスラケットの科学(349)の補足2
:「重いボール」、「厚くあたる感覚」、「エッグボールでも重いボール」のメカニズム(2)
:空気抵抗・重力・マグナス効果によるエッグ・ボール(トップスピン)の軌道
:奈良くるみ選手のエッグ・ボール(トップスピン)を見る!
:縦振りとスイング速度(ヘッド速度)を高めることがポイント!