テニスラケットの科学(801)
:テニスラケットの科学(800)*の追記1(備忘録)
:B:第99回 関東オープンテニス選手権大会(2025) ベテランの部 男子シングルス 80歳以上 にて初の1勝!(ベスト32)
:脊柱管狭窄症と変形性股関節症による右脚の痛みと跛行(異常歩行、歩行障害)の改善のきざし

テニスノート1
・ B:第99回 関東オープンテニス選手権大会 ベテランの部 男子シングルス 80歳以上 (2025) in 栃木会場:栃木県総合運動公園テニスコート*
画像1
:B:第99回 関東オープンテニス選手権大会 ベテランの部(2025) 栃木会場:栃木県総合運動公園テニスコート

画像ー1

画像2
:B:第99回 関東オープンテニス選手権大会 ベテランの部 男子シングルス 80歳以上 (2025)ドローと試合結果

画像ー2

・1回戦 川副 6-0、7-6 vs. I.T.選手(2025年5月12日) (画像2参照)
 試合は、1セット目は速いボールの打ち合いになって、川副の好きなカウンターショットがことごとく運よく決まって、あっという間に5-0.
 しかし、ここで、走れないという川副の弱点を見抜かれて、ベースライン左右に(高い山なりの)ムーン・ボールとクロスのドロップ・ショットあるいは短いアングル・ショットを交えて攻められました.
 いつもなら、ここから逆転されるパターンですが、大事なゲームと思ってしぶとくねばって、6-0で1セット目を幸運にも取ることができました.
2セット目は、ムーンボールとショート・クロスとドロップショットで攻められて、3ゲーム連取されて、0-3になってしまいました.
 これまでは、ここでアドレナリンが切れて、セットを取られるところですが、(3セット目に行く元気がなかったので)、 0ー3 から頑張って4ゲーム連取し、4-3まで挽回しました.
 しかし、2ゲーム連取されて、再度、逆転されて、4ー5.
 ムーンボールとドロップショットをまぜて相当走らされました.
 そこを頑張って、5-5 と追いついて、ホッとしたら、また、5ー6 と逆転され、2セット目を失いそうになりました.
 しかし、まだ、少しアドレナリンが残っていたのか、危なかったのですが、6ー6と追いついて、7-2でタイブレークを取って、2セット目も7ー6、で勝利することができました!
 思いがけない嬉しい1勝でした!
 アドレナリンはほぼ切れていて、試合直後の痛みは強くて歩行不安定でしたが、ロッカーにたどり着く頃にはだいぶ軽くなっていました!
・昨年末までは、一時的に数ゲーム、あるいはフルセットの似たような展開の試合も少しありましたが、脊柱管狭窄症と右・変形性股関節症による右脚の痛みが強くなって、アドレナリンも切れて、最後まで続ける気力がありませんでした!
 今回は、試合後の右脚の痛みの強さは同じようにあって、ホテルを再予約して、入浴後、近くのスーパーに弁当などを買いに出たときも痛みが強く、翌日の試合が不安でしたが、スーパーを出る頃には痛みがだいぶ軽くなっていました!
 整骨院(深層筋治療研究所)における施術は、カチンカチンに硬くなった深層部の筋肉(インナーマッスル)の部位を狙って針を打つので、必死で我慢するほどの痛みなので、施術後に立ち上がったときはヨロヨロしましたが、帰路は右脚の痛みは次第に軽くなったのを思い出しました.
(画像3参照)
・ 2回戦 川副 3-6、1-6 vs. I.T.選手 (2025年5月13日)
 翌日の2回戦は、ランキング・トップグループの I.T.(高橋勲)選手との対戦で、1セット目で3ゲーム取れたのは上出来でした!
 2セット目は、左右への速くて深いボールと角度のあるショートクロスで、特に2ndサーブを攻められて、1ゲームしか取れませんでした.
 もちろん走れないのが最も大きい敗因ですが、やはり、実戦ではサーブが伸び伸び打てないのが重要課題です.
 リスクの大きいエースは不要ですが、攻撃されない2ndサーブは必須です.
 画像3は、2025年5月20日の立位姿勢(正面)での撮影です.

画像ー3

 左股関節はOKですが、右股関節は異常があります.
 右腰が上がって左腰が下がっています!
 右脚をかばって、左脚に体重が乗る癖があるためかもしれません?
画像3
:脊柱管狭窄症と変形性股関節症による右脚の痛みと機能の改善目標リハビリ・メモ
:立位姿勢(正面)での撮影   2025年5月20日
テニスノート2
・ 関東オープンでもう一つ特記すべきは、ベテランテニスで親しくしていただいている川地明幸選手が、大会・第1シード、全日本ランキング1位の桐原清徳選手を破ったことです!
 しかし、次の試合で、川地選手は平井選手に敗れ、平井選手が優勝しました!
 トップグループは実力差が僅少なんですね!
 試合は、やってみなくちゃわからないです!
(画像2参照)
・川地選手は、ベテランテニス会場で出会ったら、いつも試合後に2人だけのお茶会(ラケット談義?)に誘ってくださいます.
 確か、1回目のお茶会は、川地選手によると、ラケットの重量チューニングの話題、自分にとって最適のフレーム・チューニングはわかったが、ストリングだけは、情報が氾濫していて、まったくわからないとのことでした.
 肘を痛めたことがあるので、ポリエステルは怖くて使えない、テンションも低めにしているとのことでした.
 川副は、ポリエステルは、反発性はナチュラル・ガットと違いがなく、スピン性能は、すでに20年前から、ナチュラルをはるかに超えていること、70歳を過ぎてテニスを15年ぶりに再会したときも最初からRPMブラストや4Gなどのポリエステルを使っていて、スピン性能のためか打感も柔らかく、ストリング・テンションを低くしてもテニス肘には無関係という実験結果や論文があること、昔はウッドの狭いラケット・フェースに65ポンドで張っていても肘を痛めたことなどなかったことを話したかと思います.
 2回目のお茶会では、川地さんは、Cross氏とLindsey氏共著のテクニカル・テニス(常盤泰輔訳)を持参して、入射するボールの速度(大きさと方向)、ラケット・ヘッドの速度(大きさと方向)、ストリング面の角度と打球速度(大きさと方向)の関係を示すベクトル図について質問を受けたかと思います.
 このベクトル図には反発力係数が抜けているのですが、確か、それに疑問を持たれたのだったかと思います.
 持参された本には多くの書き込みがあって、私は斜め読みしかしていないのに対して、川地さんは十分に読みこなされているのに驚きました.
・直近のお茶会では、現在の最重要課題は、スイング速度(ヘッド速度)を高めることだと伺いました.
 機会があれば、川地さんのテニスの研究ノートを紹介させていただきたいと思っています.
(参考記事)
*
・テニスラケットの科学(800)
:(備忘録)右脚のリハビリとベテランテニス参戦メモ(痛みと快感のバランス)
:B:第99回 関東オープンテニス選手権大会(2025) ベテランの部 男子シングルス 80歳以上 にて初の1勝!(ベスト32)
in 栃木会場:栃木県総合運動公園テニスコート