テニスラケットの科学(182)  3/1000 秒間のインパクトにおけるボールのスピン挙動とラケットの動きを見る!

連続写真(*)は、ボールとラケット・ストリングが接触してから離れるまでの挙動を0.5/1000秒間隔で示しています。(撮影は毎秒 20000コマ)

ボールに回転トルク(ボールを回転させる接線方向の力)が与えられて,約 1.5/1000 秒後にボールはゆっくり回転し始め、ストリングを離れた後に回転が加速し、回転量(回転角速度)が最大になるまでには少し時間がかかります。

インパクト(接触時間)の間に,ラケット面中心が移動する距離は4~5センチ(cm)程度です.


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参考文献:
新・テニスの物理学(ストリングとスピン打法によるパフォーマンス向上と障害低減)
New Physics of Tennis ( Improvement of Performance and Injury Prevention with Proper String and Spin by a player)、川副嘉彦ほか、日本機械学会2011年度年次大会DVD-ROM論文集 [No.11-1](2011).pp.1-5.