テニスラケットの科学(182)の補足 テニスラケットの科学(182)  インパクト(約3.5/1000 秒間)におけるラケットの軌道とボールのスピン挙動を見る!

● 連続写真は、ボールとラケット・ストリングが接触してから離れるまでの挙動を0.5/1000秒間隔で示しています。(撮影は毎秒 20000コマ)
● ボールに回転トルク(ボールを回転させる接線方向の力)が与えられて,約1.5/1000 秒後にボールはゆっくり回転し始め、ストリングを離れた後に回転が加速し、回転量(回転角速度)が最大になるまでには少し時間がかかります。
● インパクト(接触時間)の間に,ラケット面中心が移動する距離は4~5センチ(cm)程度です.
 20190630-Impact behavior-each10-20000fps-KawazoeWithNHK-cap-t-SL
 参考文献:
新・テニスの物理学(ストリングとスピン打法によるパフォーマンス向上と障害低減)
New Physics of Tennis ( Improvement of Performance and Injury Prevention with Proper String and Spin by a player)、川副嘉彦ほか、日本機械学会2011年度年次大会DVD-ROM論文集 [No.11-1](2011).pp.1-5.