テニスラケットの科学(249)
:スピンとストリング(47)
:プロのストリンガーも誤解しているストリング
:なぜポリ系ストリングが天然ガットとナイロンを凌駕したのか
- テニスラケットの新しいストリング性能論とプレースタイル変革の視点から -
(テニス学会2013 東京  2013.12.07 講演PPT抜粋)―04

(追記)

 10年前の研究発表ですが,残念ながら,まだ,ストリングに関しては,「インパクトにおけるストリングの重要性」についての誤解がテニスの専門家でも多いようです!
 その原因は,「インパクトにおいてストリングに何が起こっているのか?」という理解がなされていないからでしょう!
 打撃用具としてのストリングの重要性は,インパクトにおけるテンション(復原力,反発力)によって,ボールを弾き返すことです.
 インパクトにおけるテンションは,ほとんどボールとラケットの衝突速度で決まり,張り上がりテンションの数倍のテンションになります.
 ストリングの「打撃用具としての性能」ではなく,「弦楽器としての性能」ばかりが,ストリングの性能として強調されているようです.

・テンションが落ちても,振動や音の高さは顕著に低くなりますが,打撃用具としての性能には影響がありません.
・ポリエステルは,スピンがかかりやすく,スピンがかかると,ボールとの接触時間も長くなり,衝撃・振動も小さくなります.

画像ー1


画像ー2


画像ー3


画像ー4