テニスラケットの科学(297):プロのストリンガーも知らないストリング:「スナップバック」の源流と用語の起源(2) :ツルツルで滑りやすいストリングほど、「Spring back(スプリング・バック)」によってスピン量が増す

①2005年5月、東京で開催された国際会議で発表したkawazoeらの論文では、” ツルツルで硬くて滑りやすいストリングほど、縦糸が伸びて横にスライドした後、元の位置にはね戻ることによってスピン量が増す” という現象を” Spring backスプリング・バック、はね戻る ” と表現しました。

図1


②日本機械学会論文集2006年6月号に掲載されたkawazoe論文のabstractでも“Spring back スプリング・バック、はね戻る”と表現しています。

図2


③日本機械学会・英文誌 J. of System Design and Dynamics掲載のKawazoeらの論文(2012年)でも、“Spring back スプリング・バック”と表現しています。
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図3