テニスラケットの科学(33) ITFによるテニスラケット反発性能実験

動画は、ITF科学技術研所におけるテニスラケット反発性能実験(サーブ想定)(ITF提供)です。
落下してきたボールを回転するラケットで打撃するように制御されています。

図2は、手持ちラケットとプレーヤーの等価質量をグリップ部に付加したラケットの反発力係数測定結果を示します。広い範囲の衝突速度で一致しています。
*反発力係数=(跳ね返り速度)/(入射速度)

図3は、プレーヤーの質量をグリップ部に等価的に付加した(MH=約1kgになる)ラケットとグリップ自由(拘束のない)ラケット(MH=0kg)のストリング面打撃位置に換算した質量を示しています。通常の打撃位置では、ほとんど一致しています。

たとえば、このラケット重量338g(フレーム重量323g)のストリング面中心に換算したラケット換算質量は200gです。

一般に、重めのラケット(370g)も軽量ラケット(230g)も、ストリング面中心付近での打撃の場合は、換算質量は180g~200g程度です。
軽量ラケットは、トップヘビーになっているからです。

歴代のいろいろなラケットのデータを取得していますので、機会があれば紹介させていただきます。

1-動画:ITF科学技術研所におけるテニスラケット反発性能実験(サーブ想定)(ITF提供)

2-画像:手持ちラケットとプレーヤーの等価質量をグリップ部に付加したラケットの反発力係数測定結果
Rebound power coefficients e of a handled racket and a racket with equivalent mass of an arm. 共同研究者・ミラノ工科大学 F Casolo教授提供。
縦軸:反発力係数=(ボールの跳ね返り速度)/(ボールの入射速度)
横軸:ボールとラケットの衝突速度 km/h

3-画像:プレーヤーの等価質量をグリップ部に付加したラケットとグリップ自由(拘束のない)ラケットのストリング面打撃位置に換算した質量
Reduced mass of the racket arm system
縦軸:ストリング面の打撃位置に換算したラケット・腕系の換算質量
横軸:ストリング面の中心から先端側および根元側の打撃位置までの距離

ITF主催、第2回テニスの科学技術に関する国際会議で発表、 川副ら2003年

テニスラケットの科学(33) ITFによるテニスラケット反発性能実験

 動画は、ITF科学技術研所におけるテニスラケット反発性能実験(サーブ想定)(ITF提供)です。 落下してきたボールを回転するラケット打撃するように制御されています。

川副 嘉彦さんの投稿 2018年2月12日月曜日