テニスラケットの科学(36) ガット ツルツルほどスピンかかる

サンアイ(San-Ai)の沖本賢次・沖本啓子さんが開発し、国際特許を取得したストリング潤滑剤(String Lubricant)に関連して、「表面がギザギザしたテニスラケットのガット(ストリング)よりツルツルしたガットの方がボールに回転がかかりやすいこと、ストリング表面の摩擦が小さいほど,トップ・スピン打撃において縦糸と横糸の交差点がずれてボールが食い込み,縦糸が戻るときのストリング面内復原力によりボールのスピン量が増すこと」などを、2005年のスポーツ・テクノロジー国際会議で発表させていただきました。

動画は、そのときに紹介させていただいたものです。

画像は、その後、新聞から取材を受けた記事で、一般の方にもわかるように解説されていると思います。(改めて、pdfで読めるように工夫させていただくつもりですが。)

上記発表の質疑応答において、ITFの科学技術研究をサポートしている英国の大学教授から、「ストリング潤滑剤(String Lubricant)は、ルール変更によって違反になるかもかもしれない」というようなコメントもあり、現物(商品名:Mira.Fit,ミラフィット)をITFに提出しました。

ITFの審議結果は、「現時点では、ルール違反ではない」という回答でした。

1-動画:“Snapback(spring back)”、 2005年、スポーツ・テクノロジー国際会議で研究発表。Kawazoe et,al.

2-画像:-“テニスラケットのガット ツルツルほどスピンかかる 埼玉工大とサンアイが解明 一般常識を覆す成果”、日刊工業新聞、2006年1月20日

川副 嘉彦さんの投稿 2018年2月13日火曜日