テニスラケットの科学(445) フォアハンド・ストロークにおける身体とラケットの操縦法を見る (66) :フェデラー型フォアハンド:ナダル選手②  ナダル選手の後ろで巻き付けるフォロースルーの解説に意見あり! (スロー映像でナダル選手の超・知的な(?)フォロースローを見る)

●  スロー映像でナダル選手の極端に長く(?)、超・知的な(?)フォロースローを見る

“ ナダル選手といえば
極端に長いフォロースルー!
後ろで巻き付けるフォロースルー。
利点はフォロースルーを長くとれること。
しっかり押し出してから巻き付けている!

などの解説が見られますが、これらは打球には関係ないですね!
「異見」あり! です。
●  ナダル選手に特徴的なフォロースルーには、超・賢い「時間節約!」のメカニズムがあります(私見)!
  次稿以下にてスピン量などとも関連して考察します。
● ナダル選手の独特のフォロースルーについての稿は、猪原正弘さんからの次のような興味深いコメントに応えたものです。 
猪原さん、いつもとても為になる良いコメントありがとうございます。大変勉強になります!
(猪原さんのコメント)
“ インパクトの直前・直後はラケット面が下から入る角度以外はフェデラーのスイングと変わらない?ように思います。フォロースルーの前半もフェデラーと同じように思いますが、フィッシュが頭上になるのはナダルのスイングの癖なのでしょうか…?

“ フェデラーとナダルのトップスピン量の違いで(スイングは大きくは違わないように見えますが)フィッシュの収まり方が違ってくると思われます。

“ 科学的データは分かりませんが、試合の映像を見た感じではナダルのほうがスピン量が多いように見えます。
それぞれ、回転量/1分間のデータがあれば興味深いのですが…

*画像:
*映像:sci445-Full Follow Through-RN FH Center OpenStance Side3 500fps-by Yandell edited kawazoe-t3