テニスラケットの科学(671)
: テニスラケットの科学(120)*の補足1
: 身体とラケットの操縦法
:フェデラーのフォアボレーを見る①
: 構えからインパクトまでの身体とラケットの動き

● 画像を矢印にしたがってクリックしていただくと、 構えからインパクトまでの 身体とラケットの刻々の挙動が 直感的にわかりやすいかと思います。 
 インパクトまでに着目して、スローモーション映像を(できれば、マメに停止しながら注意深く)見ると、理解が深まるかと思います。

(相手のボール:打球を見る!)

f-010

(フォアボレーの構え①)

(フォアボレーの構え②):股関節ターン(右股関節を開く?)

(フォアボレーのバックスイング?)

(フォアボレーのフォワードスイング):
 上腕を外旋しながらグリップを前へ移動:
 ラケットヘッドはまだ立っている。
 右脚軸:支持

(インパクトの直前):
 ラケットヘッドが水平に向かいながらインパクトへ。
 右脚軸:支持

(インパクト直後):
・ ストリング面の縦糸が垂直から水平に変化する過程でインパクトしているので、縦糸によりスライス回転がかかりやすく、打球が安定するのでしょうね!

・(インパクト後)
 バックスイングの画像と比較すると、
 バックスイングからインパクトまでに、肩を支点にして、
 肩・上腕が回転し、外旋しながら、グリップ先導で、前方へスイングされていることがわかりますね!


 テニスラケットの科学(120):
テニス・スイングにおけるパラメトリック加速11:フェデラーのボレー
(Parametric Acceleration in Tennis Swing 11:
The principle of acceleration of a racket head induced by parametric acceleration in Federer’s volley)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-120/
 インパクト直前からインパクトまでに着目して映像を見ると、
 フェデラーのボレーにおいても、
 インパクト直前から、身体はほとんど回転しないで、インパクトに向かって、
 肩を支点として上腕が外旋しながら回転(スイング)しているので、解剖学的に、
 グリップが遠心力に逆らって外側から内側に引き付けられ(求心力)、結果として、
 求心力に釣り合う遠心力が増大し、
 ラケット・ヘッドが後方から前方に走って(周速が加速して)、
 ラケット・ヘッド速度が増大する、いわゆる
 「パラメトリック加速」の発現が見えるようです!
● 動画は、下記を抜粋・引用・再編集したものです。川副研究室    
https://www.facebook.com/swedish.tennisacademy/videos/410531822857331