テニスラケットの科学(68) テニスのインパクトにおよぼすラージ・ボールの影響 ラージ・ボールと従来型ボールのインパクト諸量の比較 (実測値とシミュレーション結果)2
図のように、ノーマル(従来型)・ボールとラージ・ボールの変形量(右図、縦軸)、ストリング変形量(左図、縦軸)にはほとんど違いが無いという結果になりました。
ラケット・ストリング面中心で打撃した場合で、テンションは45ポンドです。横軸は衝突速度です。
ノーマル(従来型)・ボールとラージ・ボールの変形量、ストリング変形量は、衝突力にはほとんど違いが無いという結果になりました。
ラケット・ストリング面中心で打撃した場合で、テンションは45ポンドです。
ボールは、変形が増すと、空気圧のために急激に硬くなるので、結果として両ボールの変形量にはほとんど違いが無いという結果になっています。
テニスラケットの科学(67)において、接触時間と衝突力の違いが小さいので、ストリング面の変形量の違いも小さいということになります。