テニスラケットの科学(763)
:テニスラケットの科学(44)* の補足1
:テニスは本質的に非線形(カオス)の世界(4)
:(備忘録)一週先の天気予報可能 カオス理論は偶然発見
京都賞受賞 ローレンツ博士来日1991年(平成3年)
・ 天気は、カオス現象なので、いくら科学技術が進んでも、人生と同じく、明日の天気(近未来)はかなり精度よく予測できても、来年・来月のお天気(遠い未来は)は、永遠に予測不可能です!
・ 身辺整理(?)をしていたら、「天気予報の基礎を築いたローレンツ博士」の約30年前の新聞記事がありました!
“ 一週先の天気予報可能 カオス理論は偶然発見
京都賞受賞 ローレンツ博士来日
(聞き手 上田俊英) 1991年(平成3年) 朝日新聞
”
“ コンピューターを駆使する現代の天気予報の基礎を築いた功績で、第7回京都賞・基礎科学部門を受賞した米国マサチューセッツ工科大のエドワード・N・ローレンツ名誉教授(74歳)が来日した。カオス(混とん)の理論を発見した同名誉教授の方法は、その後の天気予報のあり方を決めたといわれる。
「将来は狭い地域でも一週間先の予報が可能」と、意欲を燃やしている。
Q: カオスの理論というのは、どういうことなのでしょうか。
A: 「例えば木から葉が落ちる場合、風がなければ真っすぐ落ちてもよさそうなのに、やっぱり左右に動いたりヒラヒラしたりしながら落ちてきます。ある法則に支配されている物の動きなのに、結果が予測できないことがある、それがカオスです。
気象にも常に不確定さが伴います。 —– 」
—————
Q: どうしてカオスを思いついたのですか。
A:「偶然でした。大気の変動をコンピュータで計算し、再度計算したところ、まったく違った答えが出たのです。——– 」
Q: 天気予報は現在、どこまで。当たるのですか。
A: 「いまは、地球上の大気を約二十五万の区画にわけて、気温や湿度などに関する約百万の方程式を計算して予測します。地球レベルの大気の動きは十日先程度まで予測できます。
狭い地域の予報はもっと細かいデータが必要で、より強力なコンピューターが要ります。
いまは三日程度先までしかわかりません。」
Q: 将来はどれくらい先まで予報できますか。
A:「一週間先まで可能になるでしょうが、先ほどのカオスの問題があるので、二週間先は『夢物語でしかありません。 ———-」
”
(参考記事)
*テニスラケットの科学(44)
:テニスは本質的に非線形(カオス)の世界
https://kawazoe-lab.com/tenn…/science-of-tennis-racket-44/
・テニスラケットの科学(550)
:テニスは本質的に非線形(カオス)の世界(2)
:ロベルト・カルロス 97年6月のフランス戦 フリーキックの謎軌道 (テニスでも起こりうるか?)
https://kawazoe-lab.com/tenn…/science-of-tennis-racket-550/
・テニスラケットの科学(551)
:テニスは本質的に非線形(カオス)の世界(3)
:ロベルト・カルロス 97年6月のフランス戦 フリーキックの謎軌道 (テニスでも起こりうるか?)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-551/