テニスラケットの科学(81)  大型ヘッド120平方インチをもつ従来重量型ラケットと軽量型ラケットの比較:宙づりラケット(グリップ・フリー)のインパクトにおける衝撃振動の予測

図は、従来重量型:ストリングを含む質量 349 g(フレーム重量333 g)と軽量型:ストリングを含む質量 292 g(フレーム重量276 g)について、宙づりラケット(手で把持しない状態)のストリング面(A,B、—-F2)に30m/秒でボールを衝突させたときのグリップ端から70ミリの位置の衝撃振動をシミュレーションにより予測した結果です。
大型ヘッド120平方インチの場合は、重量型ラケットに比べて、軽量型ラケットの衝撃振動(縦軸)がかなり大きいことを示しています。波形の横軸(時間)の目盛りは、0.0~0.1秒です。