テニスラケットの科学(84)  軽量ラケットのフェース面積とインパクトにおける手首関節に伝わる衝撃振動の大きさ

図の縦軸は,軽量型トップヘビー・ラケットで、ボールを打撃したときの手首関節衝撃振動(加速度)ピーク・ピーク値(最大値と最小値の幅)です(シミュレーション結果)。
横軸は、ストリング面中心から、先端側および根元側の打撃点位置までの距離を示しています。

フェース面が120 in2になると急激にオフセンター打撃での衝撃振動が大きくなっていますが、100平方インチおよび110平方インチではそれほど大きくはありません。

また、フェース面が120 in2でも、ストリング面の中心付近でボールを打撃すれば、手首関節に伝わる衝撃振動は大きくないことも示しています。