テニスラケットの科学(462):(テニス私論): 「我慢」(?)
・ 錦織選手や大坂選手の活躍は、テニスファンにとっては、とても嬉しいですね!
・ ところで、大坂なおみ選手の全米オープンテニスでの優勝の要因として「我慢」ということがさかんに強調されていますが、私には違和感があります!
「我慢」という言葉は、現代テニス、特に少年少女のテニスには、似つかわしいとは思えません!
テニスは、ボールを打つための身体とラケットの操縦技術とも言えます。
今回の大坂なおみ選手の優勝は、「我慢」というような問題ではなく、「パワーとコントロール」技術の向上と戦術の勝利というのが客観的な見方ではないでしょうか!
また、大坂選手のコーチ・バインさんの評価が高いようですが、選手としての戦歴はほとんどないようですから、名選手でなくても名コーチになれるのですね。
今回の優勝について、少なくともテニスの指導者は、お祭り騒ぎをするだけではなく、このような機会にこそ、なぜ、日本において大坂選手や錦織選手のような世界のトップ選手を育てることができないのかを研究して、次の錦織選手や大坂選手を日本でも育てることができるような体制づくりをぜひ進めてほしいと思います!
「我慢」というような発想からは、新しいテニスは生まれないような気がします!