テニスラケットの科学(876):
(備忘録:解説記事 2009年)
テニスのトライボロジー*(その4)
テニスラケットの反発性能予測(続き)
*川副 嘉彦、スポーツとトライボロジー:テニスのトライボロジー,トライボロジスト / 日本トライボロジー学会編 54(7) 2009 , pp.452~457,巻頭口絵 p.1.
(注)トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)
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(続き)
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図10 は,ラケット面の長手軸から外れた横のオフセンター打撃において,ボールがストリングス面に接触してから離れるまでにラケット面が傾く回転角度 θ (面安定性)を示す.
ラケット面の先端側では回転しにくいが,面の中心から根元側では,軽量型ラケットは接触時間約 3/1000 秒間に約 10度程度傾く.
ラケット面が傾くと,打撃後のボール速度 VB の方向が意図した方向とずれてしまう.

画像ー1
: 図10 オフセンター打撃における面安定性
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図11,図12は,それぞれラケットのフェイス(打球面)面積が100,110,120 [in2] の軽量ラケット(ストリングスを含む重量が約 290 [g] )でボールを打撃したときの反発係数予測値 er,スイングによるボールの飛び(打球速度)の予測値 VB (紙面の都合で長手軸中心線上のみ表示)の例である.
打球面が広くなるほど,反発係数 er は低下するが(図11),
反発力係数 e が高いために(図は省略),
ボールの飛びは良い(図12).
デカラケは面安定性(図10)も良い1).

画像ー2
:図11 フェイス面積と反発係数予測値 er
(質量・フレーム剛性のほぼ等しい軽量ラケット)

画像ー3
:図12 フェイス面積とボールの飛びの予測値 VB
(質量・フレーム剛性のほぼ等しい軽量ラケット)
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(文献)
・川副 嘉彦、テニスのトライボロジー,トライボロジスト / 日本トライボロジー学会 編 54(7) 2009 pp.452~457.
https://kawazoe-lab.com/research/tribology-of-tennis/
