テニスラケットの科学(122)の補足:フェデラー型フォアハンド:ナダル選手(パラパラ連続画像で構え➡バックスイング➡フォワードスイング➡インパクトを見る)


テニスラケットの科学(122)
テニス・スイングにおけるパラメトリック加速12:ナダルのフォアハンド(後ろからの映像、一部スローモーションあり)
(Parametric Acceleration in Tennis Swing 12:
The principle of acceleration of a racket head induced by parametric acceleration in Nadal’s forehand stroke)
● インパクト直前からインパクトまでに着目してスローモーション映像を(できれば、マメに停止しながら注意深く)見ると、この映像においても、テイクバックで、(肩関節を使って、)内側に回転【内旋】させていた上腕を(脇が開く)、(肩関節を使って、)外側に回転【外旋】させながら(グリップ端からラケットが出てくる)インパクトに向かっていくように見えます。
インパクト直前では、腰を回転させないで、肘と手首の角度は変えないで肩関節を支点としてインパクトに向かってスイングしているように見えますが、スローモーションが突然終わって実速度に戻るので正確にはわかりません。
インパクトに向かってラケットがスパッと一気に出ているので、インパクト直前では、腰を回転させないで、肘と手首の角度は変えないで肩関節を支点として腕が回転していると想像できます。
結果として、グリップが遠心力に逆らって外側から内側に引き付けられ、ラケット・ヘッドが後方から前方に走って(加速が増して)ヘッド速度が増大する、いわゆる「パラメトリック加速」の発現が予測されます!
(上方からの撮影でラケットヘッドの衝突位置と旋回の支点の半径を、時系列で測定すれば明言できると思いますが、映像からも十分に予測されます!)