テニスラケットの科学(326) :スピンとストリング(70) : プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション :再度テンションの大誤解を解く(その4) ボルグのハイ・テンションとマッケンローのロー・テンションの戦い

●  Wimbledon Final 1980 のBorg v McEnroe はラケットの対比でも話題を呼びました。
 ボルグのストリング・テンションは70ポンドとも80ポンドとも言われました。
 マッケンローのストリング・テンションは40ポンドと言われました。
 当時は、木製で、フェイス面積が70平方インチの小さなラケットでしたが、一般プレーヤでも55ポンドあたりが標準的でした。
 私は60ポンドか55ポンドで張っていました。
 この映像は詳細は見にくいですが、テンションの高い70~80ポンド(100平方インチに換算すると84~96ポンド)が反発が悪くて、テンションの低い40ポンド(100平方インチに換算すると48ポンド)の方が反発が良いようには、特に見えません!
 映像でもテンションの違いによる反発性の違いはあまり感じられないようですが、どうでしょうか?
● 音色(音の高さ)の差は聞き取れるような気がしますね!
” Wimbledon
The first time that Ice met Fire in a Wimbledon final, Bjorn Borg and John McEnroe battled out over five tempestuous sets in 1980, before Borg eventually retained his title.
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One of the greatest? Borg v McEnroe Wimbledon Final 1980