テニスラケットの科学(530)の補足6   
研究の思い出:ナンバ・テニスの研究 :障害予防とパワーアップのためのロバストな「ナンバ・テニス」の提唱 (平衡点不安定を利用する地面を蹴らない動きの生成)

 棒のように身体を保ちながら,前傾姿勢で,倒れる前に足を出せば,身体の重心が前方にシフトするので,物理の法則にしたがって,身体は自然に前進しますが,人間は転倒に対する恐怖心があるので,腰が引けて,腰が折れ曲がりがちです。
 したがって,動きたい方向に腕を伸ばすと,重心がその方向にシフトするので,移動が容易になります。
1-甲野善紀060714(2)ナンバ走りの原理(1)-川副研究室撮影*

2-甲野善紀060714(2)ナンバ走り(1)-川副研究室撮影*

3-二足歩行ロボット「源兵衛」のナンバ(飛脚)走り(川副研)-speed3-

4,2007年
*池袋コミュニティカレッジ(東京都 池袋 西武イルムス館:西武池袋本店別館)と甲野善紀先生のご厚意による。