テニスラケットの科学(543)
:テニスラケットの科学(124)の補足1  
テニス書・テニス雑誌の解説に異見あり(19)
:テークバックとフォロースルー(1)

 テニス雑誌の最近号の特集『テニス入門書 PART1ショットの基本 フォアハンド編』(*)に、S・チチパスのコマ写真(添付図*)が掲載されていて、
以下のように、
 “フォロースルーは前に大きく取ることが大切です。
初級者はインパクトしたら終わりと思うのか、すぐに小さく巻き込んでしまいがち。
そうではなく、自分が打ったボールをラケットヘッドで追うイメージで振りぬきましょう。
「入り口(テイクバック)は小さく、出口(フォロースルー)は大きく」が基本です。”と解説されていますが、
(異見あり!)です。
● 図のコマ写真を注意深く見ると、上記の解説とは逆に、
(KAWAZOEの異見!)
① ラケット・ヘッドに着目すると、
②フォロースルーは、インパクトでのヘッドスピード次第!
(慣性力を自然に収める)
➂スイング速度の遅い初級者が、
・小さなテークバック(バックスイング)、大きなフォロースルーでは、本末転倒!
・インパクト速度はテークバック(バックスイング)の深さで決まる!
④ 初級者に(プロにも)必要なのは、
・「小さな構え、肩の回旋を使った大きなテークバック(ラケット・ヘッドの深さ:打球方向と反対の位置へ深く)。」
ではないでしょうか!
(参考資料)
テニスラケットの科学(124)  テニス書・テニス雑誌の解説に異見あり(19):テークバックとフォロースルー(1)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-124/