テニスラケットの科学(575)
:ストリングの性能
:張り上げたストリングのテンション・ロスはインパクトには何の問題もない!
:能動的(積極的な)「張り上げストリングのテンション・ロス」の例


” ボルグはプレーする時いつもそうしていました。
 彼は80ポンドでストリングを張り、その後、ストリングを緩めるためにストリング面に乗っかって、ストリング面を踏みしめていたのです。” 

 映像は、能動的(積極的な)「張り上げストリングのテンション・ロス」の例ですね!
 ・張り上げたストリングが、縦糸と横糸、グロメットやフレームに馴染んで、試合のときの感覚に近くなるはずですね!
 ・ポリエステル・ストリングのテンション・ロスをデメリットであるかのような解説が目につきますが、ラケットの性能には何の問題もありません。
 テニスのプレーにおいて、一回一回のインパクトでは、張り上げたテンション(張力)よりはるかに大きなテンション(張力)がかかります。
 インパクトのたびに、自然なテンション・ロス以上に、ストリングは緩むはずですね!
・ 張り上げたストリングのテンション・ロスは、ストリング面の反発力には何の影響もないはずです。

 ・かって、伊達公子選手も、試合前日(?)に、張り上がったラケットのストリング面を踏みしめて、ボルグ選手と同じことをやっている光景があったように記憶(?)しています!

“Glenn Muller 氏のコメント:
Borg always did that when played.
He strung at 80 pounds and would loosen by standing on the strings.

 ボルグはプレーする時いつもそうしていました。
 彼は80ポンドでストリングを張り、その後、ストリングを緩めるためにストリング面に乗っかって、ストリング面を踏みしめていたのです。”
(川副・直訳)
from
Golden Age Of Tennis Clubhouse
https://www.facebook.com/tuncayyenilmez1970/videos/936637514100068/?idorvanity=1151657154906693