テニスラケットの科学(595)
:スピン量と打球速度はインパクト(1000分の3~5秒)で決まる⑬
:世界のトップ10・プレーヤの打球速度とスピン(4)
:スピン量も打球速度も最下位でも、メドベージェフ選手はなぜ勝てるのか?
:メドベージェフ選手のフォアハンドの謎を探る!(その2)
● 前稿*において、ランキング3位のメドベージェフ選手が、全仏オープンのトップ10のプレーヤ10人の中で、スピード(打球速度:初速)もスピン量も最下位であるというデータを、テニスラケットの科学(592)で紹介させていただきました。ここでは、テニスラケットの科学(593)の映像5*(サイドから撮影)のコマ写真について、インパクトの大まかな特長(イメージ?)を見ます。
*映像5:⑤ Daniil makes contact at the edge of the front leg or even behind, has very limited extension, and his followthrough is either around the neck or a reverse back to his right side.
(ダニーは、前脚の端、またはそれよりも後ろでコンタクトを取り、伸展が非常に制限されており、フォロースルーは首の周りを回るか、逆に右側に戻ることがあります。)川副訳
図1:メドベージェフ選手のフォアハンドの謎を探る!(その2)
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図ー1
図2:飛来するボール速度
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図―2
図3:ラケット・ヘッド速度
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図―3
図4:打球速度(打球の角度)
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図―4
図5:インパクト近傍のラケット面の角度
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図―5
・ 前方・上方にラケット面を開きながら打球しているように見えます。
・ 打球の角度(高度)が大きくなっているように見えます!