テニスラケットの科学(6)  
ストリング・テンションとサービス速度(実験値)

図は、ストリング・テンションを変えて、各テンションで5回試行したときの(試行者は神和住・元デ杯選手)サービス速度の測定値(神和住2006)をグラフ化したものです。

テンションの影響はほとんどなく、ばらつきの範囲に収まっています。

サービス速度は、ラケット・ヘッド(打点)速度と打点における反発力係数 e で決まります。

次のテニスラケットの科学(7)では、反発力係数 e とストリング・テンションの関係を説明します。

1-画像:ストリング・テンション vs. サービス速度:
神和住純,法政大学「小金井論集」第3号(2006)掲載データ(各5回試行)をグラフ化。(川副研)