テニスラケットの科学(730)
:テニスラケットの科学(721)の補足8
:(備忘録)慶應義塾大学 総合政策・環境情報学部講義「スポーツエンジニアリング」 (ゲストスピーカー 川副嘉彦) 2024年11月8日(金)、9時25分~10時55分
:「テニスを科学する:テニスボールとラケットの衝突」
:ストリングの(張り上げ)テンションがラケットの反発力、打球速度に影響しない物理的な理由
・画像1
:ストリングの(張り上げ)テンションがラケットの反発力、打球速度に影響しない物理的な理由
:インパクトにおいてストリング面がたわむほど,初期の張り上げテンションの影響が減少し,インパクトではほとんど影響がなくなる.
・画像2
:ストリングは緩く張っても硬く張っても,
インパクトにおける(リアル・)テンション(ボールを跳ね返す復原力)は違わない!
・画像3
:インパクト3種類(10 m/秒,20m/秒,30m/秒における)ストリング面の硬さ(いわゆる面圧)とストリング面変形量の関係を3つの(張りあげ)テンションで見る.
(20m/秒以上のインパクトでは張りあげテンションを45ポンド,55ポンド,65ポンドと変えても,面圧はほとんど違わない.)
(参考記事)
・テニスラケットの科学(325) :スピンとストリング(69) : プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション :再度テンションの大誤解を解く(その3)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-325/
・テニスラケットの科学(538)
:テニス書・テニス雑誌の解説に異見あり(48)
:ストリング・テンションとラケット性能①
:誤解されやすいストリング面とボールの反発力(復原力)と変形挙動
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-538/
・テニスラケットの科学(540)
:テニスラケットの科学(538)の補足1
:テニス書・テニス雑誌の解説に異見あり(50)
:ストリング・テンションとラケット性能➂
:「いわゆるテンション(張るときの荷重)」と「張られているストリングのテンション」は同じではない!
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-540/
・テニスラケットの科学(208)
:スピンとストリング(6)
: プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション
:ストリンガーはラケットという「弦楽器」の性能を熟知している「調律師」(名張人)
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-208/
・テニスラケットの科学(209)
:スピンとストリング(7)
: プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション
: ストリングを弱く張っても、インパクトでのボールの変形は小さくならない
https://kawazoe-lab.com/ten…/science-of-tennis-racket-209/