テニスラケットの科学(888):
(備忘録:解説記事 2003年)
テニスラケットの素材・構造と性能*(その10)
4.ラケットの素材・構造と性能
4.5 軽量化の限界
*川副嘉彦,テニスラケットの素材・構造と性能,バイオメカニクス研究(日本バイオメカニクス学会誌),(特集:素材とスポーツ)、第7巻2号,(2003), pp. 136-151.
(続き)
4.ラケットの素材・構造と性能
4.5 軽量化の限界
図28は,もっとも軽量の市販ラケットTSL(最軽量ラケット,図2(e) ,224 グラム)の反発係数 er の予測結果を,パワーに優れている軽量ラケット 120A((292 グラム)および従来重量バランス型ラケット 120H (354グラム)と比べたものである.
図29は,ボールの飛び(正しくは打球速度)の予測結果である.
ラケット TSL のラケット・ヘッド速度は速いが,反発係数および反発力係数が低下するために,ラケット面中心から先端側で飛びが悪くなる.
また,図30に示すように,最軽量ラケット TSL で打撃したときの手首関節の衝撃振動ピーク値は著しく大きく,軽量化の行きすぎを示している.

画像ー1
:図28 市販最軽量TSL(図2(e))の反発係数 er

画像ー2
:図29 市販最軽量ラケットTSL(図2(e))のボールの飛び

画像ー3
:図30 市販最軽量ラケットTSL(図2(e))の手首関節の衝撃振動ピーク値(加速度 G: 9.8 m/s2)
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(引用文献)
・川副嘉彦,テニスラケットの素材・構造と性能,バイオメカニクス研究(日本バイオメカニクス学会誌),(特集:素材とスポーツ)、第7巻2号,(2003), pp.136-151.
