テニスラケットの科学(91) テニス・スイングにおけるパラメトリック加速(6):大坂なおみ選手のフォアハンド (Parametric Acceleration in Tennis Swing: Naomi Osaka’s Forehand)

大坂なおみ選手のフォアハンドにおいて、インパクトに向かうスイングのコマ写真をよく(注意深く!)見ると(図添付)、インパクト直前⑰からインパクト⑱に向かって、身体(の向き)がほとんど変化していないので、身体構造のバイオメカニクスにより、外側から内側へ、スイングが身体に巻き付くような動きが見られます。(上腕の角度、グリップ位置に注目!)
これは、力学的には、インパクト直前で、スイング回転の旋回半径が変化して短くなり、ラケット・ヘッドが(引き付けられて)加速する(走る)ことになり、インパクトにおいてヘッド速度が最大になることを意味しています。
したがって、打球速度とスピン量が増大することになります。

画像: 2019-0403-大坂なおみのパラメトリック加速2-kawazoe
(テニス雑誌スマッシュ2019年4月号コマ写真の一部を引用して編集-kawazoe)