テニスラケットの科学(95)テニス書・テニス雑誌の解説に異見あり(2)

テニスラケットの科学(94)の続きです。
フェデラーのフットワークに注目して編集したものです。コマ写真の部分を拡大しました。

図を見ると、(異見です!)蹴っているようには見えません。
むしろ、足裏を浮かせて股関節を折りたたんで、戻りたい方向(センター側)に足先の向きを切り替えることにより、足で蹴らないでも、重力を利用して、戻りたい方向(センター側)に瞬間的に体重移動しています。
股関節を折りたたんで瞬間的に足の方向を180度変えるために,足を浮かせて地面との摩擦を少なくしているので、筋力はほとんど不要です。
コマ写真をみると、フェデラーは空中で仕事をしているかのように見えます!

・画像:2019-0405-フェデラーの蹴らない(ねじらない、うねらない、踏ん張らない)フットワーク2 Federer’s footwork without kick-2-Kawazoe
(図は、テニス雑誌テニスクラシック・ブレーク2019年2月号の写真の一部を引用して、フェデラーのフットワークに注目して編集したものです。)