2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年6月5日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(207):スピンとストリング(5) : テンションを変えてもボールとストリングの反発係数(パワー)が変わらないのはなぜか? (その2) 図1は、インパクトによる変形によってストリングに発生する張力(テンション)Sと復原力(ボールを跳ね返す力)Fを簡略に示したものです。 復原力Fは、インパクトでの張力Sによって生まれます。 プレーヤーがテニスショップで […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2024年9月14日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(206):スピンとストリング(4) :ストリング・テンションと反発係数(パワー)についての誤解の歴史 ● 1979年発行の Don J. Leary(ドン・レアリー)著、一般向けの書籍「The Teaching Tennis Pro」(*1)には、”ガットが堅く張ってあればあるほど、パワーボールを打てますが、そのかわりコ […]
2021年5月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(205):スピンとストリング(3) : テンションを変えてもボールとストリングの反発係数が変わらないのはなぜか? (その1) ● 硬い壁にテニスボールを衝突させると!(実験) 図1は、変形しない硬い壁にテニスボールを衝突させる実験ですが、この場合は、衝突速度が増すにつれて反発が悪くなります(ボールの反発係数が低下)。(*1) (補足) ITF( […]
2021年5月6日 / 最終更新日時 : 2021年5月11日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(204):スピンとストリング(2) :ストリング面は衝突エネルギーの完璧な復元装置 ● 鉄球をストリング面に衝突させると!(実験) 変形しない硬い鉄球をストリング面に衝突させると、ストリングの種類、テンションにかかわらず、ストリングに吸収される運動エネルギーの量はすべてほぼ同じであり、どのストリング […]
2021年5月5日 / 最終更新日時 : 2021年5月11日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(203):スピンとストリング(まとめと補足)(1): ラケットとボールがぶつかっているとき、ストリングに何が起こっているのか? ● テニスは相手と駆け引きをしながら、コート内にボールをコントロールするスポーツですから、ボールにスピンを与えることが有効です。 十分なスピンがかかると強打してもボールがコート内におさまり,バウンド後は鋭く弾んで伸びて […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(43) 滑りやすいストリング断面形状とスピン挙動 国際テニス連盟(ITF)や米国ストリンガー協会(USRSA)は、過度のスピンを制限するルール変更も視野に入れて、多くの種類のガットについてヘッド固定面にボールを斜め衝突させる実験を行い、ストリング面に40度の角度でボール […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(41) 「スパゲッティ・ストリング」とスピン:ITF: ポリ系ストリングは,現時点では,「スパゲッティ・ストリング」のスピンには到底及ばない! 「スパゲッティ・ラケット」を使って、ランキング200位の選手が4位の選手を破ったこと、全米・全仏・全豪で優勝したビラス選手がスパゲッティ・ラケットを使っていたナスターゼ選手との決勝で途中棄権したことなどから、論争が起こり […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(40) 国際テニス連盟(ITF)が関心を示すストリング潤滑剤とスピンの関係(3):ITFもナイロン、天然(ナチュラル)ガット、ポリエステル系ストリングについてのスピン実験結果を公表 国際テニス連盟(ITF)は,ポリエステル系ストリングでも、潤滑剤を塗布したストリング(Kawazoe et.al.)と同様の結果を確認し,滑りやすく,剛性の高いポリ系ストリングが強いスピンを生み出すのは,摩擦が小さいため […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(39) 国際テニス連盟(ITF)が関心を示すストリング潤滑剤とスピンの関係(2):一般の潤滑剤WD-40を用いたラケットとボールの衝突実験例 図1は、一般の潤滑剤として手に入りやすいWD-40を用い、多くの種類のラケットについて、ボールとの衝突実験を実施した様子です。 ラケットはグリップ位置を支点にして自由に回転できるようになっています。 画像は、映像から作成 […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(38) 国際テニス連盟(ITF)が関心を示すストリング潤滑剤とスピンの関係(1):フォアハンド・トップ・スピン打撃における実験例 図1は、ノッチ(溝)の出来た使用済ナイロン・ストリングの交差点に潤滑剤(Mira Fit)を塗布すると、ストリングの縦糸が、ボールとともに横糸の上を滑り、ボールが離れるときに元の位置に戻りやすいことを示しています。(川副 […]