2021年9月20日 / 最終更新日時 : 2023年5月2日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(210):スピンとストリング (8): プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション : (張り上がり)テンションが低いほど「接触時間」が長いのは衝突速度がごく低い領域だけ、実用範囲では(張り上がり)テンションの影響はほとんどない ・ 図は、(張り上がり)テンションの違いによるインパクトでのボールとストリング面の「接触時間(コンタクト・タイム Contact Time)」の差を、衝突速度との関係で調べたシミュレーション結果です。(テニスラケットの科 […]
2021年9月19日 / 最終更新日時 : 2023年5月2日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(209):スピンとストリング(7) : プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション : ストリングを弱く張っても、インパクトでのボールの変形は小さくならない 図は、(張り上がり)テンションの違いによるインパクトでのボールの変形量(つぶれ)の差を、ボールとラケットの衝突速度との関係で調べたシミュレーション結果です。(テニスラケットの科学(208)参照) 衝突速度が上がるにつ […]
2021年9月18日 / 最終更新日時 : 2023年5月2日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(208):スピンとストリング(6) : プロのストリンガーも誤解しているストリング・テンション :ストリンガーはラケットという「弦楽器」の性能を熟知している「調律師」(名張人) 一般にラケットにストリングを張った時の引っ張り荷重が「テンション」と呼ばれています。すなわち、張り上がりテンション、あるいは初張力、取り付け張力のことです。 ストリング面を手などで弾いたとき、ストリングを強めに張った […]
2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年6月5日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(207):スピンとストリング(5) : テンションを変えてもボールとストリングの反発係数(パワー)が変わらないのはなぜか? (その2) 図1は、インパクトによる変形によってストリングに発生する張力(テンション)Sと復原力(ボールを跳ね返す力)Fを簡略に示したものです。 復原力Fは、インパクトでの張力Sによって生まれます。 プレーヤーがテニスショップで […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2024年9月14日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(206):スピンとストリング(4) :ストリング・テンションと反発係数(パワー)についての誤解の歴史 ● 1979年発行の Don J. Leary(ドン・レアリー)著、一般向けの書籍「The Teaching Tennis Pro」(*1)には、”ガットが堅く張ってあればあるほど、パワーボールを打てますが、そのかわりコ […]
2021年5月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(205):スピンとストリング(3) : テンションを変えてもボールとストリングの反発係数が変わらないのはなぜか? (その1) ● 硬い壁にテニスボールを衝突させると!(実験) 図1は、変形しない硬い壁にテニスボールを衝突させる実験ですが、この場合は、衝突速度が増すにつれて反発が悪くなります(ボールの反発係数が低下)。(*1) (補足) ITF( […]
2021年5月6日 / 最終更新日時 : 2021年5月11日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(204):スピンとストリング(2) :ストリング面は衝突エネルギーの完璧な復元装置 ● 鉄球をストリング面に衝突させると!(実験) 変形しない硬い鉄球をストリング面に衝突させると、ストリングの種類、テンションにかかわらず、ストリングに吸収される運動エネルギーの量はすべてほぼ同じであり、どのストリング […]
2021年5月5日 / 最終更新日時 : 2021年5月11日 fytsshin ストリングの性能 テニスラケットの科学(203):スピンとストリング(まとめと補足)(1): ラケットとボールがぶつかっているとき、ストリングに何が起こっているのか? ● テニスは相手と駆け引きをしながら、コート内にボールをコントロールするスポーツですから、ボールにスピンを与えることが有効です。 十分なスピンがかかると強打してもボールがコート内におさまり,バウンド後は鋭く弾んで伸びて […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(43) 滑りやすいストリング断面形状とスピン挙動 国際テニス連盟(ITF)や米国ストリンガー協会(USRSA)は、過度のスピンを制限するルール変更も視野に入れて、多くの種類のガットについてヘッド固定面にボールを斜め衝突させる実験を行い、ストリング面に40度の角度でボール […]
2019年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月25日 fytsshin 科学技術と伝統 テニスラケットの科学(41) 「スパゲッティ・ストリング」とスピン:ITF: ポリ系ストリングは,現時点では,「スパゲッティ・ストリング」のスピンには到底及ばない! 「スパゲッティ・ラケット」を使って、ランキング200位の選手が4位の選手を破ったこと、全米・全仏・全豪で優勝したビラス選手がスパゲッティ・ラケットを使っていたナスターゼ選手との決勝で途中棄権したことなどから、論争が起こり […]